
在宅介護を5年間経験した海野ゆきです。
在宅介護は無理…。
要介護5の母を在宅介護。
無理だと思った私の体と心の限界。
要介護5の母を在宅で介護しているとき、「在宅介護 無理」って何度も思いました。
食事介助、口腔ケア、オムツ交換、清拭、着替え、車椅子への移乗、汚れたシーツなどの洗濯や頻繁な布団干し…。
全介助の母はやることが多すぎて、毎日体が辛くて心が折れそうでした。

夜になると、「大好きな母の介護なのに、しんどいなんて思っちゃダメだ」
そう思って自分を責めて、涙が止まらなかった。
でも、しんどさが積み重なると、だんだん体に異変が。
倦怠感、頭痛、体が鉛のように重く感じる日が増えていきました。
この記事を読めば、在宅介護が無理…と思ったときに、
・どう乗り越えたらいいか
・自分を守るための具体的な行動
がわかります。
ぜひ最後までご覧くださいね。
次は在宅介護が無理…そう感じた私の限界と「もうダメかもしれない」と思った瞬間についてお話します。
要介護5の在宅介護が無理…そう感じた私の限界と「もうダメかもしれない」と思った瞬間
母が在宅のときは、体調が急変したら、何かあったら…と考えて、心がまったく休まりませんでした。
当時、娘はまだ幼稚園年少。
育児をしながら、夜中2時に母のオムツ交換。
▼ダブルケアの子供への影響が心配な方はこちらの記事をどうぞ👇
さらに、ヘルパーさん、訪問診療、訪問歯科、ケアマネさんの訪問。
人が頻繁に出入りする生活で、部屋を片づけて着替えて、心も体もずっと緊張しっぱなしでした。
「このままだと、私が体を壊すか、死ぬかもしれない」
本気でそう思っていました。
次は要介護5の母の在宅介護が限界…私がまずやった4つのことを紹介します。
要介護5の母の在宅介護が限界…私がまずやった4つのこと
「母には家にいてほしい」
そう思っていましたが、私が倒れてしまったら、在宅介護そのものが続けられない。
それでは本末転倒だと気づいたんです。
そこで、次の4つのことを実行しました。
1. デイサービスの日数を増やす
週1回だったデイサービスを、週2回に増やしました。
外で人と触れ合う時間ができたり、歩行訓練を行ったり、母にとってもよい刺激に。
私もその間に家事や休憩の時間が取れて、心の余裕ができました。
2. ヘルパーさんの回数を増やす

朝、寝る前、夜中のオムツ交換をお願いしました。
▼夜中のおむつ交換の負担を減らす方法は下記の記事で解説しています👇
1人でやっていたときの負担が激減し、体へのダメージが明らかに減りました。
最初はヘルパーさんに任せるのが不安で、一緒に過ごしてしまっていましたが、それもやめて、プロに任せ、自分は別室で休息を取ることに。
3. ショートステイを積極的に利用
3泊4日のショートステイを利用。
金曜の朝に施設へ行き、土・日泊まり、月曜の16時に帰宅する流れです。
4. 制度を調べて金銭面の負担を軽減
ショートステイやヘルパー利用が増えると、金銭的負担も増えます。

そこで、身体障害者手帳や特別障害者手当など、申請できる制度をすべて調べて、「使えるものは全部使おう」と決めました。
▼身体障がい者手帳、特別障がい者手当の申請方法については、こちらの記事で詳しく解説しています👇
下記に制度のサイトをまとめました👇
・介護保険制度について(厚生労働省)
・身体障害者手帳の交付について(厚生労働省)
・特別障害者手当について(厚生労働省)
・(地域の)介護保険ガイドの探し方
これは市区町村によってページが違うので、以下のように検索してね:
例:
「〇〇市 介護保険」
「〇〇町 介護保険ガイド」
※東京・大阪の一例も載せておくね:
・東京都福祉保健局(介護保険)
・大阪市(介護保険)
次は「在宅介護が無理」と感じるのは甘えじゃない。逃げじゃないです。
「要介護5の在宅介護が無理」と感じるのは甘えじゃない。逃げじゃない。
ショートステイを利用した結果、母の在宅日は月曜の夕方から火曜だけになりました。
正直、心が痛くて、母に申し訳ない、かわいそうという気持ちでいっぱいでした。
▼介護サービス利用者は、かわいそうなのでしょうか?下記記事で解説しています👇
「もっと家で一緒に過ごせたら」そう思いました。
でも、頑張りすぎて体を壊してしまったら…
母にも、娘にも、優しくできない自分になってしまうのが一番こわいし、つらい。
家族を守るには、まず自分を守ること、自分が幸せだと感じられること。
この文章を読んでくれているあなたにも、こう伝えたいです。
無理って言っていいんだよ。
施設やヘルパーさん、デイサービスに頼っていいんだよ。
▼介護疲れしないために、私がこれまで使ってきたサービスはこちら👇
次はまとめ:在宅介護が無理だと感じたら、限界の前に助けを借りてです。
まとめ:要介護5の在宅介護が無理だと感じたら、限界の前に助けを借りて
今がつらくても、道はあります。
無理って思ったときは、制度に頼っていいんです。
誰にも言えず抱えている人に「ひとりで頑張らなくていい」と心から伝えたいです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
▼もし「制度に頼りたい」と思っても、誰かのひとことに傷ついて立ち止まりそうになったら、こちらもぜひ読んでみてくださいね👇
▼子育てや仕事に追われる毎日でも、ちょっとした工夫でお弁当作りをラクにするヒントも書いています👇
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