在宅介護、介護サービス利用者は、かわいそうなの?

介護
海野ゆき
海野ゆき

介護と育児を同期時に行う

ダブルケアを5年間経験した

海野ゆきです。

あなたは「家族に介護サービスを利用するのはかわいそう」「家でずっと見てあげることが大切」だと思っていませんか?

実は私もそう思っていたんです。
なので、介護サービスを利用するのが、とても遅くなりました。

かわいそうと思うのは介護サービスについての知識不足があると思います。
知らない、わからないことは不安につながりますよね。

いろんなサービスがありますが、今回は頻繁に利用する、デイーサービスについて詳しく書いていきますね。

この記事を読めば、あなたが持っている「介護サービス利用者はかわいそう」という気持ちが、変わるかもしれません。
サービス内容や種類については下記記事をご覧ください↓

在宅介護、介護疲れしないために、私がこれまで使ってきたサービス
在宅介護って、本当に体力使うんです! 私が疲れないために使っていたサービスを紹介します。 母が要介護5(生活のすべてにおいて、全介助の状態)のときに使っていたサービスです。

デイサービスを利用したがらない、拒否が強いときの対応についても書いていますので、ぜひ参考にしてください。
※介護サービスとは介護保険サービスのことです。

デイサービスについて

家は刺激が少ない

人には刺激が必要です。
入院中、認知症が進んだり、認知症を発症するのは、刺激が少ないたことも原因です。

刺激はとても大切です。

あなたは1日中、ほとんどの時間を、優しく話しを聞いたり、話しかけられますか?

理学療法士がするような歩行訓練、リハビリ、忙しいとき一緒に料理を作るようなリハビリができますか?

1日何度もあるトイレ誘導・介助、入浴介助、食事介助、おむつ交換、車いすからベッドへの移乗など、あたなが疲れているとき、常に笑顔で対応できますか?

デイサービスでは家では得られない、刺激が得られます。

今現在できてない方、できないと思う方はデイサービスを検討してみてはいかがでしょうか。

デイサービスは歩行訓練、脳トレなどを行って、いろんな刺激を与えてくれますよ。

正直私には刺激を与えたり、上記のように接することは難しかったです。

疲労により気持ちに余裕がなくなると、おむつを履いてくれない母を怒ったり、小さなケンカは日常茶飯事。私の顔から笑顔は消えました。

自分の醜い部分が嫌になり、大好きな母にも優しくできない日々。

だんだん娘にも優しくできなくなりました。
自分を責め、本当に辛かった。

そのような悩みから解放してくれたのがデイサービスでした。

利用するメリット

・あなたに休む時間ができる。
・利用する家族は、いろんな人と会ったり(スタッフ・利用者)、話すことが刺激になる。
私はこの2点が一番メリットだと思います。

デイサービスに行くと歩行訓練、脳トレ、一緒に料理を作るなどいろんなリハビリが受けられます。
受けられる内容はデイによって異なります。

トイレ誘導・介助、入浴介助、食事介助、おむつやパット交換、とにかく優しく笑顔で接してくださいます。(私にはできませんでした!)

大変なことをすべてやってくださいます。

食事は品数が多くて、栄養バランスが取れています。

とろみ食や刻み食が必要になとき、相談すれば対応してくれるところもあります。
家で刻み食を作るのは大変ですから、本当に助かりました。


母のデイはリハビリに力を入れているところを選んだので、車いすでも足が弱るスピードを遅くできたのかなと感じています。

おむつのパット交換は、帰宅直前にかえてくださるという気の利きようでした。

帰ってきてまずパット交換はきついので、本当にありがたかったです。

利用するデメリット

デメリットはあまり思い浮かばないのですが、最初は疲労が強くなります。

ずっと疲労が続く場合、合わないのかもしれません。

拒否につながる可能性がありますので、合わないときは、ケアマネージャーに相談し別の場所を探します。

拒否が強くて利用してくれない!どうしたらいい!?

デイサービスに不満がある,合わない,行きたくないと思ったら? | マモリア

私もありました!
忘れもしない要介護3の頃。
動けるし、まだしっかりしている部分もある。

母は性格の変化によって、拒否が強かったです。
いつも怒っている感じでした。

こういう時期が一番難しいですよね!!

一緒にデイサービスを見学に行きましょう!

ケアマネージャーに相談し、よさそうなところをリストアップしてもらい、見学先を決めます。

そのあと、ケアマネージャーにデイサービスに事前見学の予約を入れてもらい、拒否が強くてデイに行ってくれなくて、困っているということを伝えてもらいます。
これを伝えることがとても重要です。

なぜなら、デイサービスのスタッフの方は、拒否に対する対応がとても上手なんです!

話の中で上手にデイサービスに行くことを誘ってくださったり、うまく対応してくださいますよ。

さすがプロ!という感じです。

デイサービスの見学について誘います。

「最近足腰大丈夫?少し体を動かせるところがあるみたい。一緒に見学に行ってみよう」と優しく誘ったり、ケアマネージャーにプッシュしてもらったりして、一緒にデイを見学に行きます。

一緒に行くところがポイントです!「あなたのこと大切に想っているよ」という気持ちも伝わり、安心感につながるからです。

デイサービスに行ったらあなたも一緒に参加したり、特色やスタッフの表情、家族の様子を観察します。

後で決めるときの判断材料になります。

私は母と2歳の娘と一緒に、いろんなデイサービスを見学に行ってました。
娘も私も楽しく過ごせました。

みんなに優しくしてもらって、デイって楽しいんだ~っていうことがわかりましたよ。

食事やおやつがおいしそうかどうかも、確認しておきましょうね!
食事がおいしいって、利用する側として何よりの楽しみですよね。


見学に行くとわかるのですが、デイによって、雰囲気や何をメインに取り組むかは、本当に多種多様です。

利用するかどうかは、母に判断力が残っていた時は意見を聞いて、了解をとってから決めていました。

何カ所か見学に行くと、相性の良い場所・人が必ず現れます。

私の経験から、5カ所以内には見つかります。
諦めずに探しましょう。

デイサービス契約後に拒否が出たら!?

これあるあるですよね!
「えー!あの時行くっていったよね!?」となります。
でも大丈夫!

デイサービスに行かない母をどうかしたい

デイサービスに「今日に行きたくないって拒否してるんです!どうしたらいいですか!?」という連絡をしましょう。

スタッフがお迎えに来て、玄関で話をして、連れて行ってくれますよ。

私の母も何度も拒否がありましたが、すべて連れて行ってくれました、
さすがプロです!
ありがたいですね。

まとめ

ここまでお読みいただき、介護サービスを利用するのは、かわいそうと思う気持ちはいかがですか?

人には刺激が必要です。
刺激はとても大切なことでしたね。

デイサービスを利用することにより、利用者は刺激を得ることができます。

利用している時間は介護者の休息の時間になり、疲れが癒えることで、気持ちに余裕ができます。

離れている時間があってこそ、優しく接することができます。

あなたにとって、心身の休息はとても大切です。
疲労はためないことです。

もし「私だけゆっくりしてしまった」という後ろめたさがあれば、家族が帰ってきたら、ゆっくり過ごしてもらいましょう。

介護サービスを利用することは、自分のことも家族のことも大切にすることだと、私は思っています。

あなたの介護生活を心から応援しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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海野ゆきのプロフィール
海野ゆき

ご覧いただきありがとうございます!
海野ゆきです。
5年間、実母の在宅介護と育児を同時に行うダブルケアをしていました。
介護中、同じような立場の方に相談することができず、苦しい思いをした経験から、話を聴くお仕事に興味を持ちました。
民間講座に通い心理カウンセラーとコーチング資格を取得。
心理学についてもっと深く学びたいと思い、放送大学に入学。
公認心理師を目指すことに。
また、在宅介護のとき、体調を崩し介護を諦めたこと、パニック障害になったことから、食事の大切さに気づき、食育インストラクターの資格を取得。
自分の経験を通して得た知識である、在宅介護・心理学・高たんぱくな食事・勉強について役立つ情報を発信していきます。
どうぞよろしくお願いします!

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