自力で寝返りができなくなると
床ずれが心配ですよね。
ダブルケア経験5年の海野ゆきです。
床ずれはできるだけ、作りたくないですよね!!
母は在宅介護中、一度も床ずれを作ったことがありません。
心配しなくて大丈夫ですよ😊
適切な予防をすることで、防げるんです。
下記は私が実践していた予防法です!
(母の状態→要介護5・認知症・全介助・車いす・自力寝返り不可)
<この記事を読むとわかること>
- 床ずれ(褥瘡)がなぜできるか理解でき、予防法がわかる。
- すぐに実践できる方法がわかる。
- 今後自力で動けなくなった時の予備知識が得られ、今後の対応がしやすくなる。
床ずれ(褥瘡じょくそう)って何?
褥瘡は、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。
日本褥瘡学会
一般的に「床ずれ」ともいわれています。
床ずれ発生原因・予防法
発生原因を理解し、適切な予防をすることで、褥瘡の発症を予防することができます。
下記動画がわかりやすいです(5分)↓
私が在宅介護で実践していた床ずれ予防法
自動体交エアマット
母は大腿骨骨折から、自力で動いたり、寝返りをすることができなくなりました。
病院から退院して在宅介護を行うにあたって、床ずれ予防のために私が2~3時間おきに夜中も体交しないといけないかのかな?と本当に悩んでいました。
そしたらなんと!介護用具ご担当の方から、自動体交を行うエアマットがあるというご提案をいただきました。
自動体交と体圧分散することで、床ずれをできにくくします。
自動体交ですよ!すごいですよね。
でもですね、自動体交しても、床ずれができる方はできるとのことで、人によって合う合わないがあるとのこと。
試しみに使用したのですが、母には合って床ずれはできませんでした。
このベッドのおかげで、私は体交を行わなくてよくなりました!
ベッドにお任せ😃
ただ、スイッチを入れるのを忘れないで!
このエアベッドは介護サービスで使っていました。
興味のある方はケアマネージャーに相談されるといいと思います。
エアクッション
車いす用のクッションです。
名前の通り、クッションに「空気」が入っています。
とても優秀なクッションで、座った瞬間シューッと空気が抜けます。
使う人に合うまで空気が抜けて止まります。
浮いた状態でクッションに座っていることになるので、負荷がかかりにくいです。
負荷はかかりにくいですが、定期的に除圧しないと、床ずれにつながりますので、2~3時間に一度は除圧が必要です。
クッションカバーは洗えたので、清潔に使用できました。
介護サービスで使っていました。
興味のある方はケアマネージャーに相談されるといいと思います。
おむつ交換時、陰部洗浄(陰洗)+ワセリン
朝起床後、夜寝る前、排便時は必ず陰部洗浄を行って、清潔を保つようにしていました。
それ以外はお尻拭きで拭いていました。
おむつ交換で清潔にする度に、圧がかかって赤くなりやすい部分に、ワセリンを塗布し、皮膚を保護していました。
車いす使用時の除圧+姿勢直し
車いす使用時の除圧の方法は、両脇の下に手を入れて体を少し持ち上げて、正常な位置に座り直しをします。
そうすることで、同じところに圧がかかることを防ぎます(除圧)。
姿勢が崩れて、お尻の場所が下にずれていても、元に戻すことができます。
車いすを使って通院、デイサービス、ショートステイ利用時は、2~3時間おきに除圧をしていました。
介護者の方は腰を痛めないように気をつけてくださいね!
車いすの除圧の方法は、下記動画がわかりやすいです。
デイサービスやショートステイ利用時は、スタッフの方にお願いして、除圧していただいてました。
本当にありがたかったです。
服やシーツのシワを伸ばす
車いすに座っているとき、ベッドに横になっているときの背中側の服・下着・ズボン・敷きシーツにシワがあると局所が圧迫され、循環障害を起こして床ずれを発症させる危険性があります。
そのため、シワはきれいに伸ばすようにしましょう。
食事は完食を目指す
栄養が不足すると、全身状態が悪くなり、床ずれもできやすくなります。
毎日の食事で栄養を摂るため、食事は完食を目指しましょう。
自宅では母用に準備した食事は完食できるよう、いつも40分ぐらいかけての食事介助。
とても大変でした💦
デイサービスやショートステイでも完食をお願いしていました。
ご対応いただいて、とてもありがたかったです。
連絡帳で残食状況も常にチェック。
持病によってはできない方もいらっしゃると思いますが、高たんぱくな食事をすると、さらに体は強くなります。
まとめ
床ずれを予防するために、私が実践してきたこと、
- 自動体交と体圧分散することで、床ずれをできにくくする、自動体交エアマット。
- 陰部洗浄で清潔を保ち、ワセリンで皮膚を保護する。
- 車いす使用時の除圧と体圧分散のためのエアクッション。
- 局所を圧迫することを防ぐため、服やシーツのシワを伸ばしておく。
- 毎日の食事で栄養を摂る。
いかがでしたでしょうか?
日々の生活に取り入れるのは、最初は大変に感じるかもしれません。
でも、習慣にすることで、どれも自然とできるようになりますよ!
床ずれ予防をして、介護者、要介護者ともに安心安全な介護生活を送りましょう😊
あなたの介護生活を心から応援しています。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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