在宅介護のデメリット6選。本当にきつい理由を5年間のリアル体験から語ります

介護
海野ゆき
海野ゆき

在宅介護を5年経験した海野ゆきです。

在宅介護って実際どうなの?

私にできるのか不安…。

そんな気持ちでこのページを開いた方へ。

私もかつて、毎日ネットで「在宅介護 大変」「後悔」「限界」「無理」…そんな言葉ばかりネットで検索していました。

この記事では、私が実母を5年間在宅で介護したリアルな体験から、「在宅介護の本当のデメリット」をお伝えします。

この記事でわかること。

  • 在宅介護で想像以上にきつかったこと。
  • 子育てと介護の両立で感じた限界。
  • 心身を壊さないために大切な考え方。
  • 経済的な現実と、助けになる支援制度。
  • 「自分にできるのか」と悩むあなたへのヒント。

在宅介護を考えているあなたに、少しでもヒントになるように丁寧に書きました。

ぜひ最後までご覧くださいね。

在宅介護のデメリット

“自由な時間がない”じゃない“自分の時間”が持てないことが、本当にしんどい

認知症介護はすべてが予期できないことばかりです。

1.夕方になると、突然「車で買い物に行く」と言いだす。

2.料理ができないのに、料理をして鍋を焦がしめちゃくちゃな料理を作る。

3.夜眠ろうとしない。

4.おむつをはずして、部屋中に排泄物をまきちらす。

5.おむつを洗濯機で洗う。

6.おむつをトイレに流してつまらせる。

上記は要介護3のときのエピソードですが、毎日何かしら起こって、ゆっくり座る時間もありませんでした。

車の運転ができないので、私が運転して買い物に連れて行ったり、床やトイレの汚染を片づけたり…母の人格もどんどん変わっていき、辛かったです。

さらに娘はまだ幼稚園生。育児と介護のダブルケアで、休める時間なんてゼロ。

一番つらかったのは…「自分の時間」がまったくなかったこと。

リラックスする時間、癒される時間、そのすべてを削って、母と娘を優先していました。

自分がどうしたいのか、どうすれば回復できるのかもわからなかった。

そんな生活をつづけた結果、私は体調を崩しました。

▼自分の時間を大切にする方法はこちら👇

体調を崩しやすくなる

「私にはまだまだ体力があるから大丈夫」と思っていたのに、気づいたときには体調を崩し、3年間寝たきりのような生活を送ることになりました。

在宅介護は、心身に大きな負担がかかります。

自分のケアを後回しにしてはいけないんだなと痛感しました。

また、「自分の体力には限界がある」ということを思い知らされました。

▼介護疲れしないために、私が使っていた介護サービスはこちらです👇

心の孤独感が強い

私は34歳から在宅介護をスタート。

周りに介護してる人はいませんでした。

ママ友や友人に話しても共感してもらえない、誰にもわかってもらえない、話せない環境。

特に介護に追われると、外出も少なくなり、誰とも話さず過ごすことも多くなりました。

とても孤独でした。

子供に優しくできなくなる

娘に対して、「もっと優しくできたら」と思うことが多かったです。

介護のストレスや体調不良、物事を予定通りに進められないもどかしさから、どうしても子供にイライラしてしまう自分がいました。

優しくしたい、でもできない…このジレンマにかなり苦しみました。

▼ダブルケアの子どもへの影響についてはこちらから👇

経済的な負担が大きい

介護がはじまると、ベッドのレンタル、デイサービス、自費のお泊りデイサービス、ヘルパーをお願いすることになり、どんどん費用が発生しました。

なかでも、介護度が低くショートステイを使えなかったときに利用していた、お泊りデイサービスは高額でした。

ただ、私の母はしっかり貯蓄していたので経済的には問題がなかったものの、他の支援を受けることで少しでも負担が軽減されました。

例えば、おむつの現物支給や、特別障害者手当て、身体障害者手帳の取得によって、必要な社会保障を受けることができました。

本当にありがたかったです。

▼障がい者手帳、特別障がい者手当の手続きについてはこちらの記事で詳しく書いています👇

特に金銭的に不安な方は地域包括支援センターに相談してみるのがおすすめです。

▼介護保険を申請する方法は、こちらの記事からどうぞ👇

帰省や予定が立てられない

母の体調不良やショートステイの予約が取れなかったりで、夫の実家への帰省も行くことが難しかったり、私の予定が急遽キャンセルになったこともありました。

「あれもこれもしたい」と思っていても、予測できない出来事に振り回される日々…。

介護をしていると、日常のあらゆることが「予定通りにいかない」のが当たり前になっていきます。

まとめ

在宅介護のデメリットを読んで今どんな気持ちですか?

「やっぱり大変だから、私にはできないかもしれない」

「兄弟やヘルパーさんと一緒に介護すれば、仕事をしてる私にもできるかもしれない」

いろいろな考えがあると思います。

でも「どの選択が正しい」かなんてないと思います。

・あなたがこれまでの生活を継続しながら介護できるか。

・あなたが幸せに生きながら介護ができるか。

それが一番大事です。

上記を考えながら「在宅介護」か「施設介護」どちらにするか考えていけばいいのかなと感じます。

「私がなぜ在宅介護を選んだのか」悩みながらも在宅介護を選んだときのことは、こちらの記事に書いています👇

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

在宅介護に悩んでいるあなたは、ひとりじゃありません。

よければこの記事をブックマークして、心が折れそうなときにまた読みに来てくださいね。

あなたの決断を心から応援します!

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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海野ゆきのプロフィール
海野ゆき

ご覧いただきありがとうございます!
海野ゆきです。
5年間、実母の在宅介護と育児を同時に行うダブルケアをしていました。
介護中、同じような立場の方に相談することができず、苦しい思いをした経験から、話を聴くお仕事に興味を持ちました。
民間講座に通い心理カウンセラーとコーチング資格を取得。
心理学についてもっと深く学びたいと思い、放送大学に入学。
公認心理師を目指すことに。
また、在宅介護のとき、体調を崩し介護を諦めたこと、パニック障害になったことから、食事の大切さに気づき、食育インストラクターの資格を取得。
自分の経験を通して得た知識である、在宅介護・心理学・高たんぱくな食事・勉強について役立つ情報を発信していきます。
どうぞよろしくお願いします!

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